母の看取り

今日は少しプライベートのお話です。

 

もうじき3歳になる娘をお腹に授かった事が分かった少しあと。

母が子宮がんの宣告をされました。

 

とにかく前向きで明るい母ですので、

とにかく治療すれば完治するものと家族誰もが信じていました。

 

母が私に直接話すことはありませんでしたが、

私がグループホームの管理者としてバリバリ働いていることや

認知症介護指導者研修を受講することを母は周囲の人に自慢していたようです。

 

指導者研修が終了すると母の容態が悪化しました。もう治療も出来ず、

病院の個室で酸素とモルヒネで苦痛を緩和するだけの毎日でした。

 

「家に帰りたい」と言った母の言葉に、

私は自宅で母を看取ることを決意しました。

 

 

信頼できる在宅診療医や看護師、ケアマネージャー等に協力いただき、

母は自宅に帰ることが出来ました。

 

退院してからの母はほとんどモルヒネを使いませんでした。

「安心できる環境」「なじみの環境」の大切さを、改めて強く感じました。

 

 

退院から1週間、10月1日に母は息を引き取りました。

短い期間でしたが母を自宅に連れて帰ることが出来て、

本当に良かったと思っています。

 

 

 

グループホーム水車の里で暮らす方々にとって

ホームが「安心できる環境」「なじみの環境」となるよう、

これからも入居者様と共に、

ここ水車の里でのんびり穏やかに過ごしていきたいと思います。